本とITを研究する

「本とITを研究する会」のブログです。古今東西の本を読み、勉強会などでの学びを通し、本とITと私たちの未来を考えていきます。

第3次人工知能ブームは、私たち人類に「問い」を投げかけてくれた

第3次人工知能ブームの与えた貢献は、人類の未来の可能性や利便性を高めるといった期待以前に、私たち人類に「問い」を投げかけたという点にある。

つまり、「知性ってなに? 人間ってなに? 身体ってなに?」と、AIは、人が自問自答し、人が哲学的になるきっかけを与えてくれた。「考える前に動け」の論法がまかり通っていたバブルの時代から考えると、こんな哲学的な時代が来るとは、夢にも思っていなかった。

これは、いい時代だと判断している。
哲学的な時代とはつまり、対話的な時代でもあるので。

最後に、偉大な科学者の言葉から引用する。

「重要なのは、問い続けることだ。好奇心はそれ自体に意味がある。」-アルベルト・アインシュタイン

三津田治夫