本とITを研究する

「本とITを研究する会」のブログです。古今東西の本を読み、勉強会などでの学びを通し、本とITと私たちの未来を考えていきます。

2020-04-24から1日間の記事一覧

第29回飯田橋読書会の記録:『本居宣長』(小林秀雄著)(後編)

(前編から続く) さて、『本居宣長』の中でとくに重要なキーワードは「もののあはれ」と「ものしり人」である。そして根柢に流れているのは「音楽」だ。本居宣長は知識万能を嫌っていた。知識をつけたうえで、それを超える感性を備えなさい、ということを言…