本とITを研究する

「本とITを研究する会」のブログです。古今東西の本を読み、勉強会などでの学びを通し、本とITと私たちの未来を考えていきます。

2021-12-20から1日間の記事一覧

演じられることの少ない名喜劇:『こわれがめ』(クライスト、岩波文庫)

クライストの書いた喜劇とはどんなものだろう。そんな疑問を持ちながら読んでみた。 さすがクライストだけあって、喜劇とはいえ辛口。割れてしまった甕を巡る裁判を通していろいろな事実が判明し、そこにオチがつく。クライストの作品の中ではわかりやすい世…