本とITを研究する

「本とITを研究する会」のブログです。古今東西の本を読み、勉強会などでの学びを通し、本とITと私たちの未来を考えていきます。

2022-04-01から1ヶ月間の記事一覧

渋沢栄一とその子孫の創造力 ~時代を突破する武器としての教養~

先日知り合いの誘いで、渋沢栄一(1840~1931年)をテーマにした読書会に参加する機会を得た。これを機に、いろいろと調べ、考えた。 渋沢栄一の名前から私が第一に思い出すのは、作家、澁澤龍彦である。彼は渋沢栄一のいとこのひ孫にあたる、文学の翻訳や欧…

見ながらわかるDXの本・校了間近:『DXビジネスモデル 80事例に学ぶ利益を生み出す攻めの戦略』

小野塚征志さんによる5月19日発売の新刊、『DXビジネスモデル』、校了作業、いよいよ佳境に入ってまいりました。確認校ゲラの検査中です。 DXビジネスモデル 80事例に学ぶ利益を生み出す攻めの戦略 (できるビジネス) www.amazon.co.jp 見開きで図を眺めなが…

ナチスの凄惨な殺戮と破壊の歴史を、作家が書く物語:『HHhH』(プラハ、1942年) (ローラン・ビネ著)

オビにあるマリオ・バルガス・リョサの賛辞の通り、心に残る、忘れがたい作品だった。 この本のテーマは、「ナチス」と「プラハ」。 金髪の野獣と言われたナチス親衛隊のナンバー・ツーでユダヤ人大虐殺の首謀者、ラインハルト・ハイドリッヒと、それを追う…