登録開始から数日で満席になり、その後も11人のキャンセル待ちになった人気セミナーのテーマは、「グラレコ(グラフィックレコーディング)」である。
5月18日(金)、秋葉原のビリーブロード株式会社にて「はじめてのグラレコ・ミートアップ ~共創力を身につけよう~」が開催された。
◎講師が即興で作成した看板が参加者たちをお出迎え
チームで結果を生み出すには議論や意思決定が不可欠。より効率的にする見える化のために、イラストや図表をふんだんに使った議事録「グラレコ」が取り入れられる機会が増えてきた。
今回は「チームの共創力を身に付ける」をテーマに、話題のグラレコの描き方とそのコツ、基礎スキルを身に付けるまでをゴールにセミナーをミートアップ形式で開催した。
講師は、本とITを研究する会のメンバーで、ビジュアル・プラクティショナーとしてイベントや会議の記録をリアルタイムでイラストにまとめる達人、宇治茶更(うじさかえる)氏。セミナーでは講師の持つ技能の一部を初心者でもわかりやすい形にブレイクダウンされ、レクチャーを挟んだ実習カリキュラムとして提供された。
◎ペンの先端
ペンの先端は刀型になっており、この傾きの具合で線の太さが変わる。このペンづかいから実習がスタート。
◎スキルを高めるには作例に触れることが重要。講師が用意した多数の作例を研究中
「困ったときは“困った”と声に出しましょう」という宇治茶更講師のアドバイスのもと、会場内は終始会話はたえなかった。
◎グラレコの練習を準備中
会場内の熱気からも、表現したい人は多く、また、グラレコにより「心の中がアウトプットされた」という感動を得た人も多かった。言葉にできないなにかが、ペンを動かすことで目に見える形になるということは、人の心の不均衡状態を整える効果もあり、心理学的にもとても重要だと思う。
◎練習前の座学でもしっかりと学習
以降、百聞は一見にしかずで、セミナーの模様を写真でお届けする。
◎練習開始!
◎講師が多数の作例を提供してくれたので、安心して練習が進められた
◎配布された教材。ノートに繰り返し描くことでグラレコ力が身につく
◎上達したら、少なくともこのぐらいの色数は使いこなせるようになりたい
◎上達には練習あるのみ。そして練習を続けるには「楽しむ」こと!