本とITを研究する

「本とITを研究する会」のブログです。古今東西の本を読み、勉強会などでの学びを通し、本とITと私たちの未来を考えていきます。

7月7日(火)、ピアニストの高橋望氏による第1回ブック・トーク大会、開催しました

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7月7日(火)「withコロナ時代に捧ぐ読書の快楽 第1回 ブック・トーク大会」、無事終了しました。
60分足らずで以下11冊を高橋望さんに猛スピードで紹介いただきました。

モーツァルトの手紙』(高橋英郎訳、小学館
方丈記』(鴨長明著、高橋源一郎現代語訳、河出書房)
『オペラと歌舞伎』(永田由幸著、水曜社)
『宇宙を聴く』(茂木一衛著、春秋社)
『忘却の整理学』(外山滋比古著、筑摩書房
『歌舞伎ナビ』(渡辺保著、マガジンハウス)
ロッシーニと料理』(水谷彰良著、透土社)
リヒテル』(ブルーノ・モンサンジュン著、筑摩書房
『雑の思想』(辻信一、高橋源一郎共著、大月書店)
長谷川利行の絵~芸術家と時代』(大塚信一著、作品社)
『珈琲屋』(大坊勝次、森光宗男共著、新潮社)

その後の質疑応答や意見交換では音楽や哲学、形而上学、数学の話など、多岐にわたり、90分ではまず終わらない勢いでした。非常に興味深く、楽しい時間でした。
高橋望さんのピアノルームからの中継で、ときどきベーゼンドルファーを弾きながら本を語っていただく高橋望さんのブック・トークのスタイルは斬新でした。
しかしながら、本の話をしていると、エンドレス。
実に面白い。
一冊の本を通して、その人の人生や世界観、価値観が浮き彫りになります。
見方を換えると、本を語るって、結構怖い(勇気がいる)し、ときには恥ずかしい。
この、恐怖や恥じらいを乗り越えたところに、本当の人間同士の、本心からの「共有」「共感」があると、今回改めて感じました。
8月1日にも開催しますので、ぜひ、高橋望さんのトークと、博覧強記の世界に浸っていただき、「共有」「共感」の場を過ごしたいと思います。
興味のある方、ぜひご参集ください!

三津田治夫