本とITを研究する

「本とITを研究する会」のブログです。古今東西の本を読み、勉強会などでの学びを通し、本とITと私たちの未来を考えていきます。

つくば1泊リーダー研修にてセミの羽化と生命の神秘に遭遇

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パートナー企業の代表たちと、つくばにて1泊リーダー研修を「知活人」として行ってきました。
1日目は視察と、『ティール組織』を題材にディスカッションとランチミーティングを終え、フィールドワークを実施。
弘法大師に由来するといわれる湧き水近くで、羽化を控えたセミ(つくつく法師)の幼虫を発見。

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殻が破れて成虫が出てくるまで40分、息をのむ生命スペクタクルが展開されました。
成虫になろうとするセミの姿は生命そのもの。
殻からひとたび落ちてしまったり、あるいはカラスやネコに襲われたらその一瞬で命を落とす。命がけとはこのこと。土の中でもモグラに襲われるなど数々の危機を何年間も回避し(ツクツク法師は卵で約1年、幼虫約2年、3週間ほど、だそうです。専門の方からご指摘をいただきました。ありがとうございます)、無事地上に這い上がってきた。

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メンバーともども、人間はいかに守られた組織体の中で生きているのだろうかと、そして生命とはどのようにして誕生したのかと、生命論や組織論を語り合いながら、驚きと感動に息をのみ、セミの羽化をじっと観察していました。
ラスト1週間の最晩年を樹上と空中で過ごし、パートナーと出会い、生命を無事に次世代に引き継いでくれることをメンバーともども祈るばかりでした。