サンフランシスコのモスコーニセンターで1998年に開かれた「JavaOne」にて、当時の上司が取材に行った際手土産に買ってきてくれた歴史的なお品物が「The Java Ring」である。
この指輪の中にはJavaでセキュリティが確保された接触型の個人情報(64ビットのIDや氏名など)が保存されている。これを使ってJavaOneの入場管理をしていた。
これを手にした瞬間は「いったいなに使う?」「面白いが普及するのか?」と感じたが、いまでは当たり前。Apple WatchやPASMOなど非接触決済システムの元祖である。
IoTというイノベーションの先駆けは、20年以上前にすでに起こっていた。
技術は、素晴らしい!
参考記事:「Javaの指輪」が日本に上陸、「Java Developer Conference 98 Tokyo」でデモ
三津田治夫