本とITを研究する

「本とITを研究する会」のブログです。古今東西の本を読み、勉強会などでの学びを通し、本とITと私たちの未来を考えていきます。

2017-11-01から1ヶ月間の記事一覧

12月11日(月)に、セミナー「現役編集者による 人に伝わるライティング入門」を開催します

12月11日(月)開催の第1回分科会のテーマは「ライティング」(書く)です。 Webやblog、SNS、冊子、雑誌、書籍など、魅力的な情報を発信するために必須となる不動の技術、「書く」テクニックをお伝えします。 人に情報を伝え、行動を成果に結びつけたい、経…

第18回飯田橋読書会の記録:ベーシックインカムは人類にユートピアをもたらすのか? 『隷属なき道 ~AIとの競争に勝つベーシックインカムと一日三時間労働~』(ルトガー・ブレグマン著)を読む

古典を取り上げることが多い読書会で、今回の第18回目ではアクチュアルなベストセラーを初めて取り上げた。 ベーシックインカムと労働をテーマに人類のユートピアを探求する『隷属なき道』(http://amzn.asia/6pAsHxy)は、オランダの29歳の歴史学者が書き上…

古代ギリシャ人から学ぶ、民主主義の本質:『哲学の起源』(柄谷行人 著)

社会科学エッセイとして珍しくもベストセラーになった2012年の作品。 どんなふうに書かれているのか、また作者がどういった論点で語っているのか、非常に興味があり、読んでみた。 『哲学の起源』というタイトルから得た第一印象は、存在とはなにか、自分と…

セミナーレポート:「現役編集者による 人に伝わるライティング入門」(11月11日(土)開催)

11月11日(土)セミナー「現役編集者による 人に伝わるライティング入門」( https://goo.gl/TbRGEj )を開催し、多くの方々にお集まりいただいた。ここでは、そのレポートをおおくりする。 参加者には、大学教授から法務関係者、Web制作会社の経営者、プロ…

情熱と実績から見る、詐欺師と英雄の境界線:『ナポレオン言行録』(オクターヴ・オブリ 著)

ナポレオンとは毀誉褒貶に満ちた不思議な男だ。男の中の男とか、英雄中の英雄、軍事の天才として、歴史の中に強く記述されている。フランス革命後、封建制からの解放を旗印にヨーロッパ中を戦渦に巻き込んだ恐ろしい人物ではあるが、一方で攻め込まれたロシ…