本とITを研究する

「本とITを研究する会」のブログです。古今東西の本を読み、勉強会などでの学びを通し、本とITと私たちの未来を考えていきます。

2018-11-01から1ヶ月間の記事一覧

私が体験した23年前のITの「学び」

30万人のITエンジニア不足が予測される、2020年のIT業界問題をご存じの方は多いはずだ。12月7日(金)、その課題解決につながるセミナーを実施する。 私自身もこれには特別な問題意識を持っている。ちなみに30万人がどんな数かというと、私が住む埼玉県越谷…

日本初の駐輪場シェアリングサービス「みんちゅう」のビジネスモデルを分析する

シェアリングエコノミーがついに駐輪場の世界にまで進出してきた。 11月22日(木)、東京ビッグサイトの「シェアリングMeetup Tokyo」で展示された「みんちゅう」(https://www.min-chu.jp/)は、アイキューソフィア株式会社(https://www.iqsophia.com/)が…

2020年に来る30万のIT人材不足に備え、ITエンジニア研修を考えるセミナーを開催します

いま日本は、深刻な人材不足に見舞われている。仕事があるのに人材が確保できずに倒産する企業もこれからは増える。とくにIT業界は深刻である。 経済産業省が発表した「IT人材の最新動向と将来推計に関する調査結果」によると、2020年にはビッグデータやAI関…

台湾で考えたメディアのこと、日本の「本」のこと(後編)

(前編から続く) 台湾のテレビを見ながら日本のメディアのことを考えていると、ふと、日本の出版のことが思い浮かんだ。出版業界も視聴率を求めるテレビ業界と同様、経営難で生き残るために必死で、短期で収益化できる本が評価される傾向が日増しに高まって…

台湾で考えたメディアのこと、日本の「本」のこと(前編)

9月27日から4日間、高雄経由で台北のITコンベンション「Taiwan Innotech Expo」と「Discover Advanced Trends in E-commerce 2018」に仕事で行ってきた。 ◎超高層ビル「台北101」を直下から撮影 超高層ビル「台北101」に隣接する台北世界貿易センターで開催…

澁澤龍彦の遺作、海洋伝奇小説:『高丘親王航海記』(澁澤龍彦著)

澁澤龍彦の遺作小説。同氏が亡くなられたのが私がちょうど大学のときで、いまでもはっきりと覚えている。 同級生には、彼の作品のどこが面白いのだろうかという懐疑的なものが多く、私自身同時代に何冊か読んでいたが、さほど印象は強くなかった。彼の死語数…