本とITを研究する

「本とITを研究する会」のブログです。古今東西の本を読み、勉強会などでの学びを通し、本とITと私たちの未来を考えていきます。

システムとデータにかかわる全組織人に読んでいただきたい『経営層のためのサイバーセキュリティ実践入門』を制作

当社株式会社ツークンフト・ワークスにて『経営層のためのサイバーセキュリティ実践入門 ~生成AI、DX、コネクティビティ時代を勝ち抜くための必須スキル~』(淵上真一 監修)の制作のお手伝いをさせていただきました。

232ページの紙幅に、生成AIとクラウドの時代に不可避なサイバーセキュリティに関する知識・対策が凝縮されています。

ChatGPTなど生成AIが人間に代わってさまざまな仕事をこなすいま、人間に代わって生成AIが自動でソースコードを書くという、プログラミングを実行してしまうことは現段階でほぼ実用化しています。

この流れにおいて、他者によるデータ盗難を防御するセキュリティの世界でも、生成AIがそのセキュリティを突破するプログラムをコーディングするという不吉な現実が目前に迫っています。
となると、それを防御するソースコードを生成AIが自動的にコーディングするという、いわばコンピュータ同士の戦いになることは目に見えています。

企業に直面する、そうした一見フィクションであるSF的世界が、サイバーセキュリティの背後には現実として潜んでいます。

DXが急務であるといまだ叫ばれる日本の企業にとって、生成AIとクラウドは高度なハードルであり、また、それらは避けて通れません。
本作はこうした目下の現状と課題を視野に入れ、企業のCISO(Chief Information Security Officer)やCTOなど経営層はもとより、システム開発とデータといった企業の心臓部にかかわるすべての組織人に読んでいただきたい著作です。

ご参考【NECサイト】経営層がセキュリティをどのように捉え、ビジネス戦略に組み込むべきかを説いた一冊

三津田治夫