本とITを研究する

「本とITを研究する会」のブログです。古今東西の本を読み、勉強会などでの学びを通し、本とITと私たちの未来を考えていきます。

2018-06-01から1ヶ月間の記事一覧

カントの思想探検に最適な名著:『プロレゴーメナ』(エマニュエル・カント)

強烈に素晴らしい書物と巡り会った。『プロレゴーメナ』は、カントが自ら語っているが、代表作『純粋理性批判』の手引き書のようなものである。200ページちょっとで読め、かつ、内容密度が大変に濃く、読み応えがある。 形而上学の入門書としても読める形而…

第21回・飯田橋読書会の記録:『現代議会主義の精神史的状況』(カール・シュミット著)~時代を操る毒にも薬にもなる「神話」という魔術~

某月某日、読書会初の試みとして、政治学を取り上げた。カール・シュミットといえば名著『陸と海と』があり、このイメージから、本文が100ページほどでAmazonにも在庫があったので、『現代議会主義の精神史的状況』が取りあげられることになった。読書会での…

おしらせ:6月29日(金)に「人にしっかりと伝わる アクティブ・ライティング入門」を開催します

好評のライティングセミナー、今月は29日(金)に開催します。言葉に積極的にかかわる書き方「アクティブ・ライティング」を学ぶ2時間のコースです。参加登録ページは以下です。 goo.gl 参加された方全員に、ライティングの要点中の要点がまとめられたカラー…

恐怖政治をもたらした自由と平等の革命:『フランス革命』(上・下)(アルベール・ソブール著、岩波新書)

人間に自由をもたらした革命。自由・平等・博愛の革命。もしくは、恐怖政治。マリー・アントワネットという無意識な人が好き勝手やっていた。ルイ十六世がダメだった。実はフリーメイソンの革命だった、など……。 フランス革命はいろいろな読まれ方があるが、…

セミナー・レポート:5月18日(金)開催、「はじめてのグラレコ・ミートアップ ~共創力を身につけよう~」 ~第6回 本とITを研究する会セミナー~

登録開始から数日で満席になり、その後も11人のキャンセル待ちになった人気セミナーのテーマは、「グラレコ(グラフィックレコーディング)」である。5月18日(金)、秋葉原のビリーブロード株式会社にて「はじめてのグラレコ・ミートアップ ~共創力を身に…