本とITを研究する

「本とITを研究する会」のブログです。古今東西の本を読み、勉強会などでの学びを通し、本とITと私たちの未来を考えていきます。

2023-12-01から1ヶ月間の記事一覧

『リチャード三世』を読みました ~イングランド・シェイクスピア・デスメタルの深い関係~

10月に亡くなった友人の元Toransgressor(トランスグレッサー)Bass、キクちゃんが住んでいたストラトフォード・アポン・エイヴォンの作家、シェイクスピア『リチャード三世』を読んでいた。 シェイクスピアの悲劇といえば『ハムレット』や『マクベス』『リ…

バッハの大作をつづる、『ヨハネ受難曲』(礒山雅著)を読みました

師走になると日本もしだいにキリスト教の雰囲気(クリスマス商戦)になっていくが、課題図書として読んだイスラム教をめぐる歴史書『アラブが見た十字軍』から一変し、今度は『ヨハネ受難曲』(礒山雅著)を読んだ。原曲を聞きながら何度も読むとさらに味わ…

第44回飯田橋読書会の記録:『百年の孤独』(ガルシア・マルケス著)

前回の『昨日の世界』(シュテファン・ツヴァイク著)と打って変わって、今回は南米コロンビアのノーベル文学賞作家、ガルシア・マルケス(1928~2014年)の代表作、『百年の孤独』(原作1967年発表。日本発表1972年)を取り上げた。 架空の町マコンドを舞台…

副業から生まれる新「資本」主義

90年代の日本企業では、経営者が従業員に対して「経営者意識を持って仕事に臨め」「つねに強い危機感を持て」と檄を飛ばしている場面がしばしば見られた。 実際に企業で従業員が経営者意識を持ってしまったら大変なことになる。従業員が役員をクビにしたり、…