本とITを研究する

「本とITを研究する会」のブログです。古今東西の本を読み、勉強会などでの学びを通し、本とITと私たちの未来を考えていきます。

2019-12-01から1ヶ月間の記事一覧

2019年12月13日(金)開催「有楽町のナイトミュージアム観覧&相田一人館長の作品秘話に耳を傾ける夕べ」(後編)

(前編から続く) 「この、ブルース」を貫く本当の意義とは?相田館長は版元の書籍編集者であった経験から、「美術館の展示には本一冊作るほどの労力が必要」と語られた。 世のため人のためというきれい事で美術館運営はできず、相田みつを美術館は、相田一…

2019年12月13日(金)開催「有楽町のナイトミュージアム観覧&相田一人館長の作品秘話に耳を傾ける夕べ」(前編)

2019年12月13日(金)、「相田みつを美術館」(有楽町東京国際フォーラム)にて、「有楽町のナイトミュージアム観覧&相田一人館長の作品秘話に耳を傾ける夕べ ~第41回本とITを研究する会 大人の遠足特別編~」と題し、作品観覧と講演が開催された。本とIT…

日本文化を再定義した社会派歴史学者の古典名著:『日本文化史』(家永三郎 著)

ネット社会の現代、史実が限りなく事実であることは常識になりつつある。しかしかつては、史実が露骨に作り上げられる時代があった。戦前までの日本がその最たるものとし、そこに警鐘を鳴らしたのが本書である。1959年に初版が発刊された古典であるが、歴史…

書籍三題噺 ~本と本は次元の高いコンテキストでつながっている~

『人生を変える心理スキル99』(岸正龍著、きこ書房刊)を読み終えた。 カバーイラストの軽さとは相まって、400ページ以上にわたって、フロイトやユングなどの古典的な心理学から行動経済学までを広く取り扱い、実用的にすっきりしっかりとまとめられている…