本とITを研究する

「本とITを研究する会」のブログです。古今東西の本を読み、勉強会などでの学びを通し、本とITと私たちの未来を考えていきます。

2023-07-01から1ヶ月間の記事一覧

第42回・飯田橋読書会の記録:『世界史の誕生』(岡田英弘著)

歴史とはなんだろうか?歴史とは、過去に記述された文献や、人類が作り上げた物体の蓄積である。そして歴史学とは、これらを採集・解釈・再構成し、いまに生きる私たちの知恵として役立てるための学問である。また、歴史にはエンタテイメントの要素もある。…

『昨日の世界』を読了しました ~3つの時代を生き抜いたウィーン作家の壮大な自伝~

シュテファン・ツヴァイク(1881~1942年)の自伝、『昨日の世界』を読み終えた。定例読書会の課題図書として、私が初めて選書した作品。選書しておいて、647ページの大作を手にして一瞬面くらったが、私にとって非常に興味深い内容で、一気に読むことができ…