本とITを研究する

「本とITを研究する会」のブログです。古今東西の本を読み、勉強会などでの学びを通し、本とITと私たちの未来を考えていきます。

2018-10-01から1ヶ月間の記事一覧

日本人の心のDNAを解き明かす古典評論:『本居宣長』(小林秀雄 著)

ヴァレリーやベルグソン、ユング、モーツアルト、志賀直哉など、好きなものを徹底追求し仕事と成果にした小林秀雄が最晩年の11年間を費やした対象が、国学者、本居宣長である。 本居宣長に関するひとつの答えは、この人は宗教家であったということ。小林秀雄…

セミナー・レポート:10月4日(木)開催「本をプロデュースするほど楽しい仕事はない! ~ゼロからわかる出版プロデューサー入門~」~第13回 本とITを研究する会セミナー~

10月4日(木)、株式会社スターダイバー セミナースペースにおいて、同社代表取締役の米津香保里氏を講師に、「本をプロデュースするほど楽しい仕事はない! ~ゼロからわかる出版プロデューサー入門~」と題し、第13回本とITを研究する会セミナーを開催した…

第4回・飯田橋読書会の記録:共同体をつなぐナショナルヒストリーとはなにか?:『台湾海峡 一九四九』(龍應台 著)/『想像の共同体』(ベネジクト・アンダーソン 著)

『台湾海峡 一九四九』は、台湾人の心の琴線に触れる迫害や闘争の歴史が、物語やルポ、インタビュー、ときには母が息子に語りかける形式で描かれ、美しい文体と技巧に富んだ構成が読者の心をつかむ作品。 台湾、香港での驚異的ベストセラーが意味するもの「…