本とITを研究する

「本とITを研究する会」のブログです。古今東西の本を読み、勉強会などでの学びを通し、本とITと私たちの未来を考えていきます。

2020-05-05から1日間の記事一覧

第11回飯田橋読書会の記録:『方丈記私記』(堀田善衛 著)~激動の時代に「文化」を冷静に直視した作家の肖像~

今回読書会で取り上げた作品は、『方丈記私記』。堀田善衛といえば大正・昭和・平成を生き抜いた評論家。モンテーニュを扱った『ミシェル城館の主人』が文庫化され評価も高く、個人的にも読んでみたいと思っていた評論家である。で、『方丈記私記』とは、平…