本とITを研究する

「本とITを研究する会」のブログです。古今東西の本を読み、勉強会などでの学びを通し、本とITと私たちの未来を考えていきます。

2025-08-01から1ヶ月間の記事一覧

読書会は「怪しい」のか?

先日、読書会メンバーの友人から次のようなことを耳にした。 人に読書会の話をすると、「怪しい集まり」「壺を売りつけられるのではないか」という声が上がってくるという。 1980年代、「セミナー」や「勉強会」と称してさまざまな勧誘が行われた。そこには…

第51回飯田橋読書会の記録:『霊的最前線に立て!』(武田崇元+横山茂雄)~オカルトと現代のリアルを考える~

2025年5月24日(土)、第51回目の読書会を飾った選書のテーマは「オカルト」である。 皆さんは、オカルトという言葉を聞いてどんなものをイメージするだろうか。不思議、怖い、得体が知れない、そんなものに関心がある人自体が気持ち悪い、などがあるだろう。…

読みました:『一条さゆりの真実』(加藤詩子 著) ~メディアに翻弄された魂の業の物語~

伝説のストリッパーの晩年を取材した作品。メディアに潰された人間の分析、アウトサイダー社会分析、精神病理学的観点など、さまざまな視点からの思考が行間に織り込まれた作品。 体当たりで本作を取材上梓した作者の加藤詩子氏、現在は沖縄で精神カウンセラ…