本とITを研究する

「本とITを研究する会」のブログです。古今東西の本を読み、勉強会などでの学びを通し、本とITと私たちの未来を考えていきます。

2024-09-01から1ヶ月間の記事一覧

書籍の企画書をつくるためのノウハウ④ ~販促編~

企画書というと企画趣旨や概要、対象読者、目次、本の体裁といった、本そのものについて説明される文書であるが、さらにその次の、本をどのように読者に届けるかという道筋としての「販促案」を考え、記述しておくことが重要だ。販促案が考えられているか否…

読みました:『自然主義と宗教の間』(ユルゲン・ハーバーマス 著) ~いま考えるべき宗教論、意識論、コミュニティ論~

ユルゲン・ハーバーマスの『自然主義と宗教の間』を行きつ戻りつ読んだ。近年の論文ばかりを集めたこの本、いわばハーバーマスの詰め合わせ。ハーバーマスが来日したときに京都で語った感動的な講演録(幼少期の体験から思索への出会い)をはじめ、後半のカ…

全建物がアートにより構成。バウハウス旧宅ミュージアム「ハウス・ラーベ」(Haus Rabe)を訪問

かつては「小パリ」と呼ばれたドイツの音楽や文芸の街、ライプツィッヒ(Leipzig)から交通機関で1時間ほど南下すると、小さな町ツヴェンカウ(Zwenkau)がある。ツヴェンカウの36年来の友人コリンナの旧宅で現ミュージアム「ハウスラーベ」(Haus Rabe)に…