本とITを研究する

「本とITを研究する会」のブログです。古今東西の本を読み、勉強会などでの学びを通し、本とITと私たちの未来を考えていきます。

2024-02-08から1日間の記事一覧

2/23(金)休日、イベント「ピアニストによる ブックトークと音楽」を開催します

FM番組「クラシック音楽への旅」のパーソナリティをつとめるピアニスト髙橋望が、本と音楽のコラボ・イベントを開催します。 ゲーテ、バッハ、三島由紀夫、シューベルト、川端康成、ショパン、E.T.A.ホフマン、シューマン、チャールズ・バーニーなど……。古今…

読みました:『ねむれ巴里』(金子光晴著)~濃い日本人が多数登場する1930年詩人のパリ滞在記~

少女の頭蓋骨から作った杯を見たとか、川の上の娼館から落ちた娼婦が鰐に食われたとか、どこまでが本当でどこからが詩想なのか、境界線がほとんど見えない金子光晴(1895~1975年)の作品は面白い。本作は純粋な紀行文学、文明論、エッセイとして味読できる…