本とITを研究する

「本とITを研究する会」のブログです。古今東西の本を読み、勉強会などでの学びを通し、本とITと私たちの未来を考えていきます。

詩人ニコライ・ゴーゴリの故郷ウクライナに、平和を

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ウクライナの状況は目も当てられない。
民間人のビルにロケットが撃ち込まれ、市街地に戦車の残骸が転がっているなど、あんな光景を私が生きている間に隣国で見ることは、想像もしたくなかった。
ウクライナが1日でも早く平和を取り戻すよう、同国の私が敬愛する詩人ニコライ・ゴーゴリによる『死せる魂』の書影をアップする。
岩波のリクエスト復刊によるものだが、学生時代私が添付のはがきでリクエストしたら復刊が実現した。
私以外にリクエストした人がいたのかは謎である。
その後、岩波書店特製のきれいな革製ブックカバーが送られてきた。
非常に気に入って使っていたが、ノヴァーリスの『青い花』に巻き付けて読んでいたら、それをポーランド旅行中にクラコフで落としてしまい、それっきりだ。
そんなポーランドも、ウクライナからの避難民を受け入れたり、軍備を置いたり、いつもながら「中欧」として痛い目に遭っている。
当然ポーランドでの危機意識も高い。
とても嫌な話だ。
リアルタイムで情報が伝搬するネット社会のいま、世界でも同時多発的に反戦運動が起こっている。
情報技術の進歩で世界は昔のような戦争はしづらい状態になっている。
そして、少しずつ世界平和に向かっている。
どうか、こうした時代が、過去へと逆行しないでもらいたい。
三津田治夫