本とITを研究する

「本とITを研究する会」のブログです。古今東西の本を読み、勉強会などでの学びを通し、本とITと私たちの未来を考えていきます。

9月26日(土)「新時代に捧ぐ 読書の快楽 第3回 ブック・トーク大会」を開催

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9月26日(土)、「新時代に捧ぐ 読書の快楽 第3回 ブック・トーク大会」、あっという間の90分を終えることができました。
本編の後には交流会も実施しました。
今回は、ピアニスト高橋望さんにより以下の書籍が紹介されました。

『ピアニストの思考』(福田達夫、春秋社)
『ピアニストその人生』(園田高弘、春秋社)
『クラシックの愉しみ』(横溝亮一、角川書店
音楽史を変えた五つの発明』(H・グッドール、松村哲哉訳、白水社
宇野功芳対話集~演奏の本質』(宇野功芳音楽之友社

各々の書物は非常に興味深く、音楽書籍を音楽家がレビューすることで、書物の新しい形が浮かび上がってきました。
宇野功芳対話集~演奏の本質』では、先日秩父で高橋望さんと共演された、ヴァイオリニストの佐藤久成さんの往復書簡形式のコラムが掲載されているくだりが印象的でした。
90分では語り切れない内容でした。
また来月にも開催できたらと考えております。
告知しますので、ぜひお越しください。

三津田治夫

新時代を迎えるための「ITの教養」を身につけるには?

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社会のIT(情報テクノロジー)化が急激に加速している。
エンジニアとして、編集者として、私がIT業界に身を置いて29年が経過したいま、これまでで最も、変化は劇的で身体的であると実感している。

そんな中、国内の企業ではテレワークの導入が遅れている。
普及率の上昇が喧伝されるものの、実際にはさほど普及していない、というのが私の個人的な印象だ。

その印象を裏打ちするデータを、大手クラウドストレージ・サービス企業のDropbox Japanが7月13日に公表している。
日本国内のナレッジワーカーを対象に行ったアンケートで、6割がテレワークを導入しておらず、さらにその5割以上が「テレワークでできる業務がまったくない」という。そのうえで、経営者・部長クラスの半数近くが「テレワークのメリットを感じていない」と回答する。
国内の過半数がテレワークを導入しておらず、その半数のリーダーたちが「メリットを感じていない」という結果である。

この社会状況下で、しかもテレワークとの親和性が高いはずのナレッジワーカーのリーダーたちが、テレワークの導入に消極的とは、一体何が起こっているのだろう。

ITの知識構造は平坦でない
組織やワークスタイルの課題もさることながら、この消極性の背後にはITの知識にまつわる課題が大きい。それが変化への恐怖という心理作用と相まって、消極性を後押ししているように私には見える。

企業内でよく見られるITの知識にまつわる課題は、以下の2点に要約される。

①ITの俯瞰的な基礎知識が社内で共有されていない
②意思決定者の知識と現場の知識との乖離が激しい

「①ITの俯瞰的な基礎知識が社内で共有されていない」は、ITが複雑多様化したいま、むしろリーダーに俯瞰的な基礎知識が抜け落ちている場合が多い。
ここで言う「俯瞰的な」とは、テクノロジーだけでなく、経営やマーケティング、サービス、社会とのかかわりなど、関連するすべてを含めたITの知識や見方を指す。
とくに経営や管理を企業から任されているリーダーたちは、刻々と変化するITの表面的な情報を逐一追いかけることに多くの時間を費やす。
言い換えると、ITのトレンドやキーワードを追いかけるだけで成立してしまう(ように見える)仕事は多い。

もちろん、深い経験に裏付けられた知識を持った優れたリーダーはいるし、逆に聞いては恥ずかしいITの知識をそのままにするリーダーもいる。スタッフにテクノロジーの知識はあるが顧客やサービスの知識はなかったり、あるいはその逆など、さまざまである。

このように複雑化し標準化が難しいITの知識構造がある上に、情報が共有されていない。共有されていないゆえに、「②意思決定者の知識と現場の知識との乖離が激しい」が発生する。①と②は絶えず社内をぐるぐると回っている。
日本の企業内でよく見られるITの知識構造だ。

人をITへと近づける好奇心の力
日本社会のインターネット化が急速に進んだ1995年。
この年の11月にはWindows95マイクロソフトからリリースされた。日本のITユーザーたちは「誰でもインターネットができる!」と一気に沸き立った。
そこから、人々がスマートフォンや電子決済に日常で触れるといった、IT社会が日本に形成された。
たった25年である。
これを「ドッグイヤー」に換算したら、通常の年数経過の7倍、実に175年が経過した計算になる。
大胆な言い方が許されれば、この25年間で、175年分の高密度な情報がITの中に詰め込まれてきたのである。
ちなみに175年前といえば1845年。
まさに、幕末がこれから訪れる、という時期である。

ITの知識を手にすることは語学と近い。
その国の言葉を身につけるにはその国の言葉を使う人たちの文化とマインドを俯瞰的に知る必要がある。
キーワードの暗記と会話だけでは理解に限界がある。
「文化とマインドを俯瞰的に知ること」とはつまり、「教養を身につけること」である。

再び語学を例に取り上げる。
語学を身につける最短距離は、その言葉を使う人種の異性を恋人にすることだ。
好きな相手を知りたいという強い好奇心とともに、相手に近づき、言葉でコミュニケーションを交わす。より高度なコミュニケーションを交わしたいという欲求と共に、語学力が高まる。

知識を手にする原動力は暗記力ではなく、好奇心の力である。
そして知識が血肉になることで、知識は教養になる。
好奇心があれば気づきが起こり、新しい発見と知識が手に入る。
好奇心はインサイトの原動力でもある。
そしてインサイトイノベーションを引き起こす。

好奇心がシリコンバレーを動かす

ITがイノベーションの産物であることは、これと深い関係にある。
ヒューレット・パッカードの小さなガレージからはじまったシリコンバレーイノベーションがそれを証明している。
倒産させた企業の数が少ないと「チャレンジ不足」としてその経営者の評価が下がるという、シリコンバレーのスタートアップ・マインドは、日本社会にはほぼ存在しない。
もちろん、お金の流れや投資家の意識、そもそもの起業風土など、シリコンバレーの例をそのまま日本と比較することはかなり無理がある。
しかしながら、黒船来航を凌駕するような急激な変化を強いられたいまの時代、シリコンバレーから学ぶことは非常に多い。

好奇心は、見えなかったものを見えるようにする。
好奇心は知識を深くし、記憶としての知識を教養へと昇華させる。
こうして得られたITの教養が、自らを助ける。

好奇心と教養が、従来の価値観が変転するいまという時代を生き抜く力となる。

「けしからん」を乗り越える好奇心と教養が、新時代を拓く
日本からさまざまな産業が衰退し、国力が低下した原因は、この、好奇心の低下が大きい。
古き良き日本は、トランジスタ・ラジオやヘッドフォン・ステレオ、オートバイや自動車の開発に、国民全体がワクワクと好奇心を持っていた。

出会った事物へ関心を持ち、好奇心を持ち、取り組み、知り、味わうこと。
そして新たな疑問を持ち、自他に問うこと。
それが、教養になる。

身につけた教養は必ず、自他を助ける。
リモートワーク、非接触の時代だからこそ、ITの教養を積極的に身につける。この困難な時代を共に乗り切り、時代を切り拓く。それを実現するためのエンジンが、好奇心、である。

日本人は保守的だといわれる一方で、伝統を大切にする人種だとも評価される。
また、保守的と言われながらも、素知らぬ顔で新しい文化を取り入れ自分のものにする、ある意味したたかな面も兼ね備えている。
西から来た文化の東の終着点が、日本である。
したたかであるといわれる日本人は、他の文化を壊さず、自らの文化も壊さない。

そんな私たち日本人が、これからどんな変化を起こすのだろうか。
そしてこの状況下で「けしからん」と言われようが、いかにワクワクと好奇心をもって、したたかにITの教養を社会共有し、イノベーションを実現するのか。
いままで日本人が出会ったことのない難題をどのように解いていくのか。私たちに与えられた大きな課題である。

三津田治夫

第28回飯田橋読書会の記録:『ぺてん師列伝』(種村季弘著) ~ぺてんと詐欺の本質を徹底討論~

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本書の副題に「あるいは制服の研究」とあるように、読書会の冒頭は平田オリザさんの学園劇『転校生』を私が観劇したエピソードからはじまった。

紀伊国屋書店でホールの入り口を探していると、制服を着た女子高生の集団が「上ですよ」と声をかけてくれた。で、「ありがとう! ちなみに、今日は見学?」と、高校演劇ふうの少女たちに声をかけると、視線を外して無言でそそくさと去っていってしまった。

「最近の演劇女子高生はシャイなのかなぁ」(基本、はきはきとした体育会系の子たちが多いと認識)と思いながら、開幕を待つ。

お芝居が始まると、なんと、先ほど歩き回っていた女子高生が舞台に立っているではないか。しかもよく見ると、30代前半に見受けられる女子高生も混じっている(10代はほぼ皆無)。

「ああ、先ほどの制服を着た女子高生の集団は、実は女優さんだったんだ」ということが、このときとなってようやく判明したのである。

なにが言いたいのかというと、ここでは完璧に、私は「制服の魔術」にすっかりやられてしまった、ということである。

この魔術が「ぺてん」の根底に流れているというのが、今回のテーマ『ぺてん師列伝』(種村季弘著)の主張するところである。

ぺてんと詐欺の本質を徹底討論
会場ではいつもながらの多彩な意見が飛び交った。
今回は書籍そのものの内容に加え、ぺてんと詐欺の本質について、個人の体験や意見から、徹底討論した。

まず、「装飾文体はよくない。回りくどい、説明が長い」といったスタイルの問題や、「女装家の話は気の毒でいまでは笑えないし、共感もできない」といった、ジェンダーにまつわる時代的な指摘、「ぺてん師と詐欺師の違いはどこにあるか? 詐欺罪はあるがぺてん罪はない」といった、ぺてんの本質にまつわる発言からはじまった。

「いまは、本書のような手口でだまされる人が絶滅している」という意見はなるほどであった。
本作品が描かれている背景は貴族の時代。
つまり、人々が「取る者と取られる者」とで明確に線引きされていた。
普段「取る者」とされている権力者がぺてん師に取られてしまったり、「取る者」の制服を着てぺてんを仕掛ける、という構図が成り立った時代だ。

『ぺてん師列伝』は19世紀、ドイツロマン主義の時代を背景とした作品である。
この時代の文学作品では変身や変貌の描写がしばしばとり入れられている。
E.T.A.ホフマンやシャミッソーが好んだドッペルゲンガー(自分が二人いる錯覚)の表現はその典型である。
19世紀文学の変身や変貌の描写が、「ぺてん師」の制服を借りて現実世界に躍り出てくるといったモデルが、本作品の中に埋め込まれている。

制服や権力が通用した時代はいまはもう失われている、という指摘への反論があった。
「いや、現代にも米空軍兵を偽った結婚詐欺クヒオ大佐事件があったではないか」「皇族に似せた衣装をまとった有栖川宮事件もあった」「見た目を整形して学歴まで詐称したショーンKもいた」など、ぺてんは形を変えていつの時代にも連綿と流れているという議論もあった。

ちなみにクヒオ大佐事件は、作者の種村季弘氏が生前の30年近く前、「こいつは絶対に俺の作品を研究していた」と言ってやまなかったことは私の記憶にいまだ新しい。

上記のショーンKが象徴するように、現代では制服の代わりに、美容整形による人間的「見た目」や、学歴・肩書といった「文字」が、ぺてんの道具として新たな役割を演じている。

そのほか、人は自信ありげな態度をとると相手から信用を獲得できるが、一方でその態度はうさん臭さにも転じる。学歴・肩書などの文字同様、態度も過剰であることで、ぺてんがばれる原因となる。

「いまは「見えない情報」のぺてんの時代では?」という指摘もあった。
オレオレ詐欺は制服も文字も使わず、話し言葉だけで仕掛けるぺてんの一つである。

『ぺてん師列伝』はぺてん師の立場で描かれており、犠牲者の視点が欠落しているという同情的な意見もあった。言い換えると、本作のぺてん師とは、体制を欺く痛快な存在として描かれていてる、ともいえる。

「被害者としてだまされる人は、だまされたくて騙されているのでは?」という声も聞かれた。
被害者は信じ切っていて、かつ、信じたい。
周囲のことを、「自分が思いたいように思い、見たいように見たい」という、ねじ曲がった現実把握の構造が被害者の心理に潜んでいるはずである。

作中でさまざまなペテン師が出てくる。
Webを検索するとフォイクトとドメラの名前はよく引っかかってくるが、その他はなかなか出てこない。
このことから、「もしかしたらこの作品自体が種村季弘氏が書き上げ読者にしかけた、”ぺてん“では」という、鋭い指摘もあった。

ぺてんとは信用の前借である
「企業とぺてん」という話題にも展開した。
「ぺてん罪」という言葉がないぐらい、そもそもぺてんとは詐欺よりも軽い言葉であることを再確認しながらも、ペテン≒詐欺ととらえることで、企業とのかかわりを考えてみた。

まず私の印象に残るのは、ITバブル真っ只中の1990年代後半に起こった「技術詐欺」である。
当時、仕事仲間のある事業家が、「FTPを使って動画を高速ストリーミングできるシステムを開発したアメリカ人がいる。そこからソフトを卸してうちで売る」と、幕張メッセにブースまで出して気勢を上げていたことを覚えている。

「ファイル転送プロトコルであるFTPで果たしてそんなことができるのか?」と思いつつ黙って聞いていたが、後日見事にそれが詐欺であることが発覚。その事業家は会社をたたんでそれから後消息不明だ。

企業に関し、「「できる」と思ったけれども「できない」ことがわかってきたことで結果として詐欺になる」という事実がある、という指摘もあった。
上記のFTPストリーミングの事件も、インターネットに関する情報がまだ神秘的だった当時、これにもしかしたら該当したのかもしれない。

上記でも述べた通り、「経歴を盛る」は企業詐欺での常套手段。
「誰々という有名人が友だち」という手口がよく使われる。
ねずみ講とほぼ一緒のマルチ商法や、「上がる」と強烈な営業をかけて老人に買わせる投資信託、「豊田商事事件」や「円天事件」に代表される組織的大規模詐欺も企業の中にはしばしば見られる。

各方面からぺてんを論じた最後は、「ぺてんと私」を各人に語っていただいた。

「自分は気持ちよく知らないうちに騙されているかもしれない」「自分も知らないうちに他人を騙しているかもしれない」という発言や、「ビジネスは騙しで成立しているのでは」という極論、「いや、継続性がないとビジネスは成立しないからそうではない」という冷静な反論も見受けられた。

「ぺてんとは信用の前借である。その信用を返済しない点がぺてんたるゆえんだ」という、非常に冷静な判断を聞くことができた。

7月に軽井沢合宿で取り上げたダニエル・カーネマンの「行動経済学」でも詳細に研究されていたが、人間にとって「なにが真実なのか」は、すべて「信じる」が決定づけている。自分が「OK」とした人を信じ、かつ、その人に社会性があれば、その人はぺてん師ではない、
逆に、自分が「OK」とした人を信じ、かつ、その人が反社会的であれば、その人はぺてん師である。
しかしその人の社会性も、時代の変化とともに反社会的と評価され、ペテン師へと変じることもある。

ぺてんとは、個人の評価や他人の評価、時間の経過など、さまざまな要素が複雑に絡み合って生まれるものである。
本人が気持ちよくあと腐れなく騙されればそれでよいのでは、という極論に達することも可能だ。
もはやここまで行くと、ペテンではない。
一つの芸術である。

『ぺてん師列伝』を読むことで、人間とはどこまでが騙されておりどこからが騙されていないのかを無自覚な生き物であることが、改めて痛感させられた。

三津田治夫

『ゼロから理解するITテクノロジー図鑑』:ジュンク堂書店 池袋本店からのレポート

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ジュンク堂書店 池袋本店『ゼロから理解するITテクノロジー図鑑』が平積みされていた」という情報いただきました。
ジュンク堂書店 池袋本店といえば、国内のIT書籍のメッカです。
しっかりと展示していただき、非常にありがたいです。
書籍は大阪でも好調とのこと。
全国に波及して、日本人のITリテラシーが上がっていくことを願っております。
IT知識ゼロの人、IT知識ゼロの人に教えたい人、いずれに人にも、100のイラストとキーワードでわかりやすくまとめた本です。
ぜひ書店にお越しいただき、手に取ってごらんください!

三津田治夫

『ゼロから理解するITテクノロジー図鑑』:渋谷駅前TSUTAYAの書籍売り場を訪問しました。

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渋谷駅前TSUTAYAの書籍売り場を訪問しました。
『ゼロから理解するITテクノロジー図鑑』、6階奥のIT棚にありました。
「わかりやすい!」「力作!」などのうれしい声をお買い上げの読者から多数いただいております。
テレワークや電子決済など、ITが生活と仕事の必須となった、いまの時代のための教養書です。
「ITってなに?」からイラストでわかります。
編集・執筆・イラスト・監修の制作チームが一丸となり、体を張って作りあげました。
ぜひ書店にお越しいただき、お手に取ってごらんください!

三津田治夫

9月9日、「わからない人に教えたい人のためのIT入門講座 『ゼロから理解する ITテクノロジー図鑑』出版記念セミナー」、盛況にて終了

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「わからない人に教えたい人のためのIT入門講座 『ゼロから理解する ITテクノロジー図鑑』出版記念セミナー」、盛況にて終えることができました。
「なぜITはわかりづらいのか」「IT苦手の人が多いのはなぜか」をテーマに、書籍のことからITの歴史、昨今のユーザー事情まで、90分お話しさせていただきました。
終了後の交流会もほぼエンドレスになりそうで、中断してしまい、申し訳ございませんでした。
いずれも、貴重なご意見交換、本音の交流ができ、私にとって大変貴重で、また、かけがえのない幸福な時間を共有することができました。
参加された方には、この場をもって、厚くお礼を申し上げます。
またこうした機会をまた持てたら、大変うれしいです。
一冊の本で人と人がつながるのは、いつも感動です。
『ゼロから理解するITテクノロジー図鑑』も引き続きご愛顧いただけたらうれしいです!

三津田治夫

『ゼロから理解するITテクノロジー図鑑』:MARUZEN&ジュンク堂書店渋谷店にお邪魔しました。

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MARUZEN&ジュンク堂書店渋谷店にお邪魔しました。
『ゼロから理解するITテクノロジー図鑑』、IT棚の目線にちょうどよい高さに面陳していただいています。
書店員さんの対応もていねいで、非常にありがたいです。
社会のITが加速する中、「聞くに聞けなかったITの基礎知識が抜け落ちていたことに気づいた」という方からの声をよく耳にします。
いままで「ITは常識」のような空気が流れていたのも一因だと感じます。
これからはリモートワークや電子決済などの「非接触」がますます増えます。
知っていると知らないとでは、仕事や学業、生活の質に雲泥の差が出ます。
「知っている」方が一人でも多く増えることをゴールに、この本を作りました。
編集制作チームが一丸となり丹念に作り上げた自信作です。
ぜひ書店にお越しいただき、手に取ってごらんください!

三津田治夫