本とITを研究する

「本とITを研究する会」のブログです。古今東西の本を読み、勉強会などでの学びを通し、本とITと私たちの未来を考えていきます。

2024-08-22から1日間の記事一覧

2015年1月25日(土)開催:第1回・飯田橋読書会の記録:『トランスクリティーク』(柄谷行人著)

都内で読書会を開催。参加者は五名。テーマは、カントと、柄谷行人の『トランスクリティーク』。 話題のほとんどはカントの認識論的形而上学でした。 次回は、西洋哲学と東洋哲学を横断したテーマにしたトランスクリティークを試みたいという要望から、2月22…

2015年4月4日(土)開催:第6回・飯田橋読書会の記録:『モモ』(ミヒャエル・エンデ著)、『綿の国星』(大島弓子作)

今回のテーマは2冊ということで、ミヒャエル・エンデの『モモ』と大島弓子の『綿の国星』の組み合わせだった。前回、「次回のテーマ」を考える際、参加者から『モモ』の声があがり、「ならば『綿の国星』も」と、どんな関連が見出されたのかわからないが、こ…

2014年5月24日(土)開催:第3回・飯田橋読書会の記録:『婆娑羅』(山田風太郎著)、『異形の王権』(網野義彦著)

今回のテーマは、「山田風太郎著『婆娑羅』と網野義彦著『異形の王権』を読み解く」でした。 乱世の時代とはなにか、そもそも南北朝とはなんだったのか、後醍醐天皇は怪人だった、などの意見が2時間飛び交いました。博覧強記の先輩方の薫陶を受け、私の脳は…

2015年7月4日(土)開催:第7回・飯田橋読書会の記録:『言葉の海へ』(高田宏著)

今回のテーマは高田宏著『言葉の海へ』でした。西洋に比肩する日本初の国語事典『言海』を編纂した、大槻文彦の評伝小説。 前半の8割が幕末や明治維新を舞台にした人間模様、戦争の物語。後半の2割が辞書作りの話。この辺が『船を編む』の原案になっている。…