本とITを研究する

「本とITを研究する会」のブログです。古今東西の本を読み、勉強会などでの学びを通し、本とITと私たちの未来を考えていきます。

「越谷技博」においてワークショップ「親子で楽しく学ぶ ITテクノロジーのきほん」を開催

11月8日(日)、監修させていただいた書籍『ゼロから理解するITテクノロジー図鑑』を題材に、「越谷技博」においてワークショップ「親子で楽しく学ぶ ITテクノロジーのきほん」を開催しました。

5歳(ゆうくん)、7歳(ひろくん)の少年二人とお父さんの参加は、騒ぎと動きが絶えず、いい意味で強烈なワークショップでした(この年代の子供らがおとなしいと、むしろ不自然)。

f:id:tech-dialoge:20201110142737j:plain◎ひろくんの作品「すごいマインクラフト」

A3の白紙に『ゼロから理解するITテクノロジー図鑑』のイラストを切り張りし、ストーリーをつくり上げる、創造性の扉をノックしようというワークショップ。
お子様たちはマインクラフトのヘビーユーザーだそうで、終始「マイクラ」のことを話していた。

f:id:tech-dialoge:20201110142817j:plain◎ゆうくんの作品。無題

1時限目は、冒頭でビル・ゲイツジョブズの写真を見せて、「この人たちみたいにたくさん勉強すると自分でマイクラ作れるんだよ。こういう人みたいになって自分でマイクラ作りたくない!」と説明すると、二人とも目を輝かせ、「なりたい!」と言っていた。

f:id:tech-dialoge:20201110142851j:plain◎作品発表の様子

f:id:tech-dialoge:20201110142924j:plain◎作品完成記念写真。アルゴリズムの勉強も実施

絵や文字の練習に励む5歳のゆうくん、7歳のひろくんはイラストの切り張りに没頭し、「10億人の住めるビルをつくる」と、壮大な絵を描いていた。

2時限目は、1時限目に作成したストーリーを文章にするという内容。
ひろくんは「10億人の住めるビルをつくる」の物語を、A4の用紙にびっしり書き込んでいた。お父さんいわく、「この子がこんなに書くとは思わなかった」とのこと。
本当に、子供の脳はスポンジのようで、なんでも吸収し、インプットしたものを一気に発火させアウトプットする。恐るべき能力。

f:id:tech-dialoge:20201110142957j:plain◎作品を切り張りで作成するワークショップの様子。一気に集中する子供たちの能力はすごかった

授業のラストはセミナールームを走り回り、ヘルプに来ていただいた谷藤賢一さんと子供の抱っこ大会。
最後は、「帰りたくない」と叫ぶ子供たち。本当にかわいかった。

本来はロジカルシンキングを学んでいただきたかったが、「ITってなんか面白そう」ぐらいに児童期の体験として、彼らの脳のどこかに焼きこまれていたらよい。
こういう子供たちが、20年もせずに起業したり、政治家になったり、会社で収益を生んだり、社会の中枢を担う大人になり、世の中を担う。
10年後、20年後の彼らが、とても楽しみです。
ゆうくん、ひろくん、元気で、自分のなりたい自分になれますように!

三津田治夫