2018-01-01から1年間の記事一覧
(前編から続く) セミナー・レポート後編では、Web記事の実例分析やワークショップを通して示された、実践メソッドをご紹介しよう。 「書く」技術を上げるポイントをまとめた三津田治夫講師作成の特別冊子も配布された。そばに置いて、繰り返し利用したい。…
5月11日(金)、会議室MIXER(日本橋本町)にて、「人にしっかりと伝わるアクティブ・ライティング入門」が開催された。 ITの発達が、あらゆる人に「書く」必要性をもたらしている昨今、「書く」悩みを抱える人は多い。第4回分科会となるセミナーには、幅広…
英治出版の『ティール組織』は600ページ近い大著でありながら発刊早々で異例の3万部を突破したという、近年まれに見る話題のビジネス書だ。事業のイノベーションに参考になる例がありそうで気になるので、早速買って読んでみた。 まず、巻末の「本書に寄せて…
(前編からの続き) 顧客の「課題」と「ジョブ」をあぶり出した例として、「ミルクシェイク」が取りあげられる。ミルクシェイクという一つの商品でも、顧客の置かれた状況や属性により、その意味あいはまったく異なってくる。たとえば車で通勤するビジネスパ…
4月25日(水)、ビリーブロード株式会社神田イノベーションルームにて、「新規事業を次々と生みだせるようになる講座(基礎編)」が開催された。このセミナーは今年の2月と3月に産業技術大学院大学で2日間延べ14時間にわたり開かれたオープンキャンパス研修…
前回からの続き 本人にとっての最大の問題、結婚に関する記述が続く。 次では、父・自分・結婚の関係を、「牢獄」という言葉で比喩している。 ----- 譬えてみれば、牢獄につながれているのに、逃亡の意図ばかりか--これだけならもしかすると達成できるかも…
前回からの続き。 職業と学問に関しては期待を持つべきではないという将来への予見を持っていたが、結婚の意義と可能性に関してはそうでなかった。なんとかなると思っていたから、カフカはたびたび結婚を試みた(が、残念ながらすべて婚約破棄の結果になる)…
前回からの続き。 敏感な子供心は大人の矛盾をキャッチする。 しかしそれを言葉で口にすることはできない。 カフカの精神的プレッシャーは高まる。 ----- 「口答えはやめろ!」という嚇しと、そのさいに振りあげた手とは、すでに幼児期から付きまとっていま…
西洋文化を見渡すと、ツルゲーネフの『父と子』やモーツアルトの手紙、あるいはフロイトの精神分析においても、あちらこちらで「私-対-父」という構図が目に入る。 カフカという作家はその典型というか、父との関係と作家としてのカフカの精神構造が濃厚に…
エントランスの出版印刷史の展示・解説を終え、待望の印刷工房に移動した。工房では10人ずつ2班に分かれ、活版印刷を体験した。 ◎印刷工房の様子 工房内では印刷機と大量の活字に囲まれ、活字マニアにとっては垂涎の空間である。 ◎英アデナ社製卓上活版印刷…
4月7日(土)、本とITを研究する会初のフィールドワークとして、江戸川橋のトッパン印刷博物館で観覧勉強会を開催した。今回は「大人の遠足」ということで、おやつとドリンクを片手に、学芸員の解説に耳を傾け、活版印刷ワークショップに参加した。18時の閉…
会社の有休消化の1ヶ月を費やし、退職後初の読書ということで、『現象学の理念』(エドムント・フッサール著)と『存在と時間』(マルティン・ハイデッガー著)を読み終えた。おのおの、今回読んだのが3度目だが、ようやく1割は理解できたか、という感じ。以…
『ニッポンの思想』では、1980年に台頭したニューアカデミズムについて多くの紙幅が割かれている。私を含めてこの年代を生きてきた人たちにとって浅田彰の『構造と力』(1983年)、『逃走論』(1984年)や中沢新一の『チベットのモーツアルト』(1983年)と…
時代とともにさまざまな採用形態を受け入れること人材不足が深刻化する昨今、新卒から中途まで、いままでの採用方法に加えて、人づてに人材を調達するリファラル採用が注目されている。不特定多数ではなく人間関係を通してピンポイントで人材を集められると…
3月9日(金)、ビリーブロード株式会社神田イノベーションルームで、「“人が集まる”ライティング入門」~第3回分科会 本とITを研究する会セミナー~、を開催した。「人が集まる」をテーマに、人材採用に向けた集客に必要な考え方と方法を、ライティングと表…
春まっさかりの4月7日(土)、本とITを研究する会で、トッパン印刷博物館の見学会をします。こちら、一緒にお出かけしませんか?ガイドさんの解説つきで、そしていま話題の活版印刷を実物で体験できるワークショップも行います。 私も活版印刷に実際に触れる…
歌舞伎町ブックセンターの現役ホストの書店員さんからのお勧めで、この本を買ってきた。小野美由紀という若い作家さんは非常に才能がある。取材力もあり、よく書いている。日本語の比喩表現や文学的な描写も立派だった。結論から言うと、面白かった。 これは…
4月7日(土)午後、印刷博物館の観覧をご一緒しませんか?「大人の遠足編」と題し、本とITを研究する会で初のフィールドワークをトッパン印刷博物館にて、出版歴22年の現役IT編集者の引率のもとで実施します。普段は硬めの勉強会形式の集まりが主でしたが、…
本ワーク(前回の結果)で作り上げられた以下事業アイデアに共通していえることは、「人」と「コミュニケーション」がビジネスモデルの中心に色濃く織り込まれている点だ。 ●レビューを通じてつながる本屋●想いがつながる「未来写真」●知識と食を軸に地域コ…
・3月3日(土)、品川区立品川産業支援交流施設SHIPにて、産業技術大学院大学OPI公開講座『中小企業のための新規事業の作りかた~リーンスタートアップでイノベーションを起こす~』のユニット2(ワーク2日目)が行われた。◎オープニングで、三津田堂書店の…
・2月24日(土)、品川区立品川産業支援交流施設SHIPにて、産業技術大学院大学OPI公開講座「中小企業のための新規事業の作りかた ~リーンスタートアップでイノベーションを起こす~」を、産業技術大学院大学、越水重臣教授の司会進行のもと、ビリーブロード…
本とITを研究する会、第3回分科会のテーマは「“人が集まる”ライティング」と題し、経営者や採用担当者に向け、企業に人を集めるための、ライティングを通したWeb上での表現テクニックをお話しします。 IT編集者の私がこのようなテーマを話す理由は、編集者と…
今回は、ワイダ晩年の映画『菖蒲』の原作も書いたポーランド文学者、ヤロスワフ・イヴァシュケヴィッチの作品を取り上げる。 『尼僧ヨアンナ』と聞くと、1962年のイエジー・カヴァレロヴィッチの作品を思い出す映画ファンも少なくないだろう。東欧文学独特の…
1980年に刊行されたこの本、楽しみながら味読した。19世紀後半にドイツに作られた芸術家コミュニティ、ヴォルプスヴェーデをめぐるエッセイ集。 現在でもドイツはブレーメン郊外に観光地として存在するヴォルプスヴェーデ。詩人リルケが一躍有名にした村であ…
今回は『システム設計の謎を解く 改訂版』の出版を記念し、「設計の謎の“本質”を探る」と題し、著者の高安厚思氏にお話しいただいた。 セミナー資料・スライドシェアURL 20180130 設計イベント from Atsushi Takayasu goo.gl 設計の基本知識からシステム設計…
通訳士として、親善の仲介役として、日本の政策に進言する参謀として、幕末の日本に配属された若きイギリス人青年外交官の目から見た、幕末から明治初期にかけての日本の姿がリアルに描かれた名著。 この本を支える2つのリアリティこの本のリアリティは2つの…
2018年1月17日(水)、本とITを研究する会新春第一弾のセミナーとして、「伝える力がイノベーションを起こす、ビジネスと人材を変革する言葉のマネジメント入門」を、ビリーブロード株式会社・神田イノベーションルームで開催した。そのセミナーレポートをお…
きたる1月17日(水)、本とITを研究する会の新春第一弾のセミナーとして、「伝える力がイノベーションを起こす、ビジネスと人材を変革する言葉のマネジメント入門」を開催いたします。 今回は「イノベーション」を起こすための「伝える力」をテーマに、“事業…
3回目のセミナーは再びAIを軸に、今回は「ロボット」をテーマに、TKPガーデンシティPREMIUM秋葉原カンファレンスルームにて開催した。スピーカーには「AIサービス提供者・プログラマー・エンジニア」という立場からLINE株式会社の橋本泰一氏を、「ロボティシ…
今回からテーマと参加人数を限定したセミナーを、分科会として開催することにした。その第1回目としてとり上げたのが、ライティングセミナーの2回目「人に伝わるライティング入門」である。秋葉原のビリーブロード株式会社にて開催した。 前回と同じタイトル…